フレージングの大事さ
更新が久しぶりになってしまいました。
写真は、劇団員の娘と、プロフの写真撮影の時のものです。
実は演劇と、演奏は似ていています。
演劇は、セリフにいかに現実性を持たせるところがミソですよね。
演奏もそうです。音にいかに現実性を持たせるか。
それは、いかにも、「自分がしゃべっているように」音が聞こえてこないといけません。
そのことを、実はあまり日本の大学では教えないんですよ。
でも、小さい頃からそれは大事だなあと思っていました。
リスト音楽院に研修に行ったとき、海外のピアニストの先生が、その事を考えるように教えてくれて、やっぱりそうよね、と納得したものです。
さて、それが、
「フレージング」です。
言葉も、センテンスで区切るから、意味のある話に聞こえますよね。
演奏もそうなのですよ。
センテンスで区切ることと、その区切ったセンテンス同士の繋がり方、
センテンスの抑揚、
更に元にあるのは、そのセンテンスが何を意味しているのか、ということ。
演劇のセリフでも、
そのセンテンスの意味を知らなければ演じられません。
つまり、人間は、普段から、想像力、イマジネーションで会話しているのです。
手ではつかめないことを説明するために、
言葉に意味を持たせて会話しています。
演奏も同じ。
それを、深く深く研究して欲しいと思います。
このフレーズは、悲しいのか、上向きなのか、、
いまこの音楽に起こっているドラマはどういう心情なのか。
では、どう勉強すればいいのでしょう。
優れたソリストの演奏を観て、聴いて研究すること。日本人はあまり顔の表情をかえないので、出来れば海外の一流の演奏家の演奏、生で聴くのはもちろんですが、
いまはユーチューブという便利なものがあるので、顔の表情をよく観てください。
なかでも指揮者の表情を研究するのはかなりおススメです。
好きな指揮者をみつけて、ひとりの人に向き合うと、より、研究できますよ。
ひとりに決めて、何度も観るとその人の表情を読み取るのがうまくなるので。
わたしは、いまもピアノが大好きで仕方ありません。
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