弦を鳴らす。両手の音を混ぜて聴く。
こんにちは。ミラピアノレッスンです。
今日のワンポイントレッスンです。
耳は開いていても、
ピアノを弾きながら自分の音が聞こえていない場合がよくあります。
そうすると、
耳が聞こえにくい人が、大声を出してしまうのと同じく、
がなりたてる、叩きつける、
聞こえない!と思うほどに
耳を塞ぎたくなるような汚い物理音となり、
人間は聴きたくない音に対して耳を塞いでしまうため、
「聞こえない音で」弾いてしまうのです。
聴こえる音、というのは、
弦が鳴る音です。
打鍵音ではありません。
弦が鳴る音を掴むには、、、
そうですね、まるで、
別々のものを一度に口に入れて、
口の中で混ぜて味わう。
そんな感じです。
左手の一番下の音と
右手の一番上の音を、
混ぜて食べる、みたいな感じで、
聴いてみてください。
聴こえなくても、
聴こう!としてみてください。
すると、不思議と、
音がきれいになってきますよ。
聴こえないから、
益々鍵盤を叩いてしまったり
力づくでなんとかしようとしてしまう人には、
極小の音で弾いてみる練習もいいですよ。
まるで、激辛しか知らなかったところを、
まろやかな、繊細な味を知るように。
口に激辛な、
耳に痛い音を出さないように。
弦を鳴らす音を出すには、
耳の訓練が必要です。
バードウォッチングのように、
一瞬で飛び去る音を、
瞬間でキャッチしなければなりません。
新幹線に乗って、通過する駅の名前を、
目でキャッチするような感じです。
それを、耳と、音の関係でやります。
音が聴こえない!と自分で感じる場合は、
音に力を入れすぎている場合が殆どなので、
力を抜いてみましょう。
どうでしょう、
耳の訓練のイメージがつかめましたか?
★今日のまとめ★
別々の手で、別々の音を出しているものを、
耳の中で混ぜて味わおう!
0コメント